最近2ヶ月ほど自己受容講座を受けていました。
その中から、すぐにできる自己受容テクニックをご紹介したいと思います。
日常の中でイヤなこと、イヤな人に遭遇したり、感情が湧き上がる時、皆さんはどうしていますか?
自己受容には3つの要素があると言われています。
その3つの要素を使って、自分をなだめる声掛け(セルフトーク)があります。
●マインドフルネス:起こっている苦しみに気づく
言葉かけ例:「苦しいな」「胸が痛いな」「辛いな」
●共通の人間性:人生には苦しみが付きもので、私も、そして他者も経験する
言葉かけの例:「人生に苦しみがあるのは当たり前。」「他の人も自分と同じように苦しむことがある」
「こういうことで苦しむのは自分だけではない」
●自分への優しさ:自分が手を当てたい身体の部分があれば手を当てて、温もりを感じる。
もしくは優しく身体の色んな部位に触れる。
言葉かけの例:「自分に優しくできますように」「必要なものを自分に与えられますように」
私自身は、3つとも頭に入れていて、毎回全部やる、というよりはどれかを選んでやっています。
例えば、自分がダメなんじゃないか、と落ち込む時は、共通の人間性で言葉かけをします。
ものすごく優しいお母さんたちも、たまには自分勝手な理由で怒るだろうwとか。
SNSでたくさん見るキラキラした人たちも、苦悩や、悩み、落ち込みがあるんだろう、とか。
イヤな人に出会ったらw、この人にも苦しみがあるんだろうなぁ、とか。
苦しくなった時、自然に手を胸に当ててることもあります。
さすりながら、大丈夫、だよ、と自分に優しい気持ちを向けてただ寄り添ってあげます。
自己受容は問題を解決することではなくて、今ある感覚や苦しみに気づいて優しさを向けることです。
苦しみがあると、すぐに解決したくなる、ヨガや瞑想を始める以前、私はそんな人間でした。
だからこそ一生懸命、解決策を頭で練るうちにより苦しくなったり、解決できない気がしてイライラ、不安、焦りが出てくるかもしれません。それが苦しみの原因をより大きく「見せている」こともありました。
でも、まずはそんな時ほど「平静さ」が必要です。
もしそれが、大きく、複雑で、やることが山積みなら尚更、フルパワー出すためにまずは冷静になるのが一番です。
その冷静さを連れてきてくれるのが自己受容な気がしています。
これも筋トレのように繰り返すことで自分に馴染んできた感覚があります。
初めの頃は、苦しみに出会ったり、その原因が自分にあったりすると感じている時に、自分に「優しくできますように」とか「それでいいんだよ」などと声をかけることが違和感だらけwでした。
でも、少しずつ日常で繰り返すうちに、さっと共通の人間性を感じる言葉が浮かんだり、自分にダメだししそうな瞬間に「いいんだよ」と勝手に出てくるようになってきました。
私は実験が大好きです。
世の中でいい、と言われていることを試しても万人に合うものはないと思っているし、一人一人反応は違う、と思っているので、自分はどんなんかな、と、好奇心が止まりませんw
皆さんも全部やろう、とか、ちゃんとやろう、とかせずに、ぜひ気軽な気持ちで試してみてください。
簡単そう、だけど、意外に本音で自分に優しくするって練習しないと難しい。
それが自己受容を日常で繰り返しながら感じることです。